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会長挨拶

新潟県社会福祉士会
法人格取得20周年記念のご挨拶greeting

公益社団法人
新潟県社会福祉士会
会長渡辺 陽一

 新潟県社会福祉士会が法人格を取得して二十周年という節目を迎えるにあたり、これまで本会の発展に多大なるご尽力を賜りました歴代会長、役員、そして会員の皆さまに、心より感謝申し上げます。また、日頃より本会の活動を力強く支えてくださっている行政機関および関係団体の皆さまにも、深く御礼申し上げます。
 
 本会は、県内におけるソーシャルワークの専門職団体としてこの二十年間、社会福祉士の活動基盤を着実に拡大し、研修事業、権利擁護、成年後見、災害支援、福祉サービス評価など多様な取り組みを積み重ねてまいりました。現在、社会福祉士の活動領域は高齢、障がい、児童、医療、地域包括支援、司法、教育、生活困窮など幅広く、県民の暮らしを支える専門職として確かな役割を担っています。これらの歩みは、会員一人ひとりの実践と研鑽、そして地域から寄せられた信頼の積み重ねによるものです。
 
 一方で、人口減少や地域の支え合い機能の低下、福祉課題の複雑化に加え、ヤングケアラーや多国籍住民への支援など、十分に対応が進んでいない新たな課題も顕在化しています。さらに災害リスクの高まりやDXの進展など、社会福祉士を取り巻く環境は大きく変化しています。こうした中で、専門性を一層深め、多様な主体と協働しながら取り組みを推進できる、持続可能で柔軟な組織体制の構築が求められています。
 
 このため本会では現在、「組織強化プロジェクト」を立ち上げ、会員支援の充実、財政基盤や事務局体制の強化、研修体系の整備、委員会活動の活性化、委託事業のさらなる展開など、多角的な視点から課題分析と改善策の検討を進めています。これは、今後の十年、二十年を見据え、社会の期待に応え続ける専門職団体としての責務を果たすための重要な取り組みです。
 
 法人格取得二十周年は、これまでの歩みを振り返るとともに、未来への挑戦を一層力強く進める契機でもあります。社会福祉士の専門性は制度の運用にとどまらず、人と人とのつながりや地域の力を支えることにこそ本質があります。本会はこれからも倫理を基盤とした専門職としての使命を大切にし、関係機関や多職種との連携をさらに深め、県民の暮らしを支える団体として、会員の皆さまとともに歩みを進めてまいります。
 今後とも変わらぬご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。